激突!剥離!炎上!対決!

アメリカ大陸はリアルタイムで追いかけると、体内時計が狂って死にそうです。夜中の2時とか3時とかに1時間半とか1時間の予選を見ていると老体が悲鳴を上げますな・・・(+o+)

でも、そんなしんどさを吹き飛ばす、カナダGPのフリー走行の様子を振り返っていきましょう。


フリー走行2回目、ハミルトン、壁ドン。

午前中よりも気温の上がったサーキット。各ドライバーも徐々に攻めモードに入っていきましたが、セッション序盤でハミルトンが珍しくコースアウト。ドライバーたちを苦しめているターン8-9で、コントロール失って、右リアをヒットさせてタイヤをパンクさせてしまいます。モナコのルクレールのようにはなりませんでしたが、彼のFP2はこれにて終了。

▼見えにくいですが、中央右と下段左の写真でタイヤのリムが綺麗に外れて飛んでいってます。

▼直後にファンのこんなサインが映し出されて、苦笑(笑) 「keep calm(冷静を保て)」キミは預言者か!w 確かにハミルトンは冷静に対処してました。

フェルスタッペン、壁削る。

フェルスタッペンはというと、見事に看板スポンサーのピレリのロゴを削ってしまい、ピットに帰還。大きなダメージはなかったようで、セッション終了間際にコースへ復帰しておりました。

▼ちなみにここはかの有名な<ウォール・オブ・チャンピオンズ>であります。これは縁起がいいのかも!

危険な二人。

グロージャンが青旗振られているのに粘るので、追い抜こうとしたストロールとホイールをぶつけ合うシーン。ストロールが邪魔をしてるわけではありません。何やらグロージャンが言うてましたが、この後審議にかけられました。ペナルティが下ったかどうかは不明。

魔のターン13。

▼ヴェッテルは曲がり切れずにショートカット。どうもこの時点でのフェラーリ勢は今一つグリップが無くて挙動が不安定。

▼マグヌッセンも同じようにショートカットしちゃいますが、彼は出口の矢印に従わず、右側から出てしまったので審議対象に。これもペナルティになったかどうか不明ですが、彼にはこの後、もっと辛い出来事が待ち受けているのでありました・・・。

FP2回目の結果はこちら。なんだかんだとフェラーリが力を発揮し始めます。直線に強いマシン特性が発揮されている模様。そして、サインツを筆頭に、ルノー勢が好調の兆しを見せてきました。反対にホンダ勢は苦戦を強いられている模様。今回から電子制御をアップデートしたらしいですが、そのせいなのかどうかは不明。


フリー走行3回目、ガレージの床、剥がれまくる。

日が変わっての6月8日(土)、フリー走行の3回目でございます。気温は昨日よりもちょっと低めで風強め。路面温度は37℃ということで、それほど高くはないのですが、おそらくはタイヤの熱かなにかが原因で、今日もハースのガレージの床が、グロージャンのタイヤに貼り付いております(笑)

鹿のマークが剥がれた代わりに、付いてきてくれているのでしょうか。

▲クルーもさすがに観念したのか、剥がれそうになってる部分をカットして除去。この床、基本的には各チームで塗るらしいですね。でも、カナダだけこんなことになってるのは何か理由があるはず。新しく出来たせいで、床のコンクリの湿気がまだ抜けきってないとか、塗料が食い付きにくい仕上げになってるとか、そういうことなのかも。

▼今日はフェラーリも同じ災難に見舞われておりました(笑)

ストロール、ストール。

▼FP3回目のアクシデントは、母国凱旋で気のはやるストロール君の身に降りかかりました。突然の白煙、そしてド派手な炎。なんかこういうの久々に見たな。原因は油圧オイル漏れだという話でしたので、正確にはストールとは違いますが、ゴロが良かったので(笑)。

結局、ストロールはこれが原因でFP2回目で結果を残せず。油圧のオイル漏れってどこから漏れてるか探すの大変だもんなあ・・・。

ノリス、縁石ノリす!

▼今回快調なマクラーレン。ノリスは例の魔のターン13で縁石を豪快にジャンプしてしまい、「ちょっとフロア壊してるかも」と心配しておりましたが、それよりも昨日のマグヌッセンと同じように出口から出なかったので審議対象に。結局どうなったのかな。

ライコネンvsウッドチャック!

マクラーレンとは裏腹に、どうも調子の出ないアルファロメオ。ジョビナッツィと対照的に結果が出ないライコネンの前に、再びヤツが! ライコネン、平気で轢いちゃいそうなイメージがありますが、ちゃんと避けてましたよ。

▼昨日、ヤツの奇襲を受けたウィリアムズのリザーブドライバー、ラティフィ君は今日は留守番。

そんなこんなの3回目。結果はこちら。

フェラーリが調子いいです! ストレートの速さはメルセデスを凌駕しているのが、結果に出てきている感じですね。埃っぽい路面も、それなりにコンディションが良くなって、グリップが効きつつあるのも要因かと。レッドブルもなんとか4強に食らいついていますが、10秒台にフェルスタッペンがかろうじて入っている感じで、まだまだ性能差は否めず。

目に付くのはルノーPU勢。リカルドもノリスもまだまだイケそうな気配。このまま予選もフェラーリが頑張ってくれると、面白いことになりそう。

ハース、アルファロメオは低調です。それもこれも床のせいでは・・・?

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