ヴェッテル、怒ッテル。

目覚ましを3:00にセットしたのに、結局、二度寝してしまい、リアルタイムで観れなかったカナダGP決勝。昼間、スマホにポッポアップするニュースについ目がいってしまい、先に結果を見ることになってしまいましたが「まあ、それはそれで良かったのかも」と思いながら、先ほど決勝レースを見逃し配信でチェック。確かに、中野さんたち解説陣が「うーむ・・・」と口ごもったり、"後味悪い"と表現していたようなエンディングではありましたが、レースとしてはなかなか見所の多かったGPじゃなかったでしょうか。今年のF1第2幕のプロローグを思わせるシーンが随所にあった気がします。

スタート前の風景。

今年から?DAZNは決勝レース30分前からの放送になったらしく、マシンのウォーミングアップランからレーススタートまでの間、ドライバーの表情や会場やファンの様子を楽しませてくれます。今回僕がキャプチャしたのは・・・。

▲左上:マシンの冷却装置で我が身を冷やすレーシング・ポイントのスタッフ。本日の路面温度は50℃でしたから、皆暑そうでした。右上:毎度お馴染みピットウォールのイケメン・ルクレール。今日はカメコが群がってました。左下:前から気になってたグロージャン独特のコンセントレーションの高め方。音楽を聴きながらストレッチ。右下:レッドブルの一刀両断ご意見番・マルコ翁と、ホンダの山本MD&田辺TD。なんだか楽しげだったので。

ストロール君、激走す!

やっぱり母国はヒトを熱くするのか。ストロール君、大激走。お尻に火が付いたFP3の影響もあって、予選はQ1敗退、18番グリッドからのスタートだったのに、終わってみれば9位入賞。序盤ではアルボンをジョビナッツィと挟み込んで彼のウイングを弾き飛ばしてみせたり。

(▲ウィングの破片がコクピットに飛び込んできたアルボン。手で払いのけたものの、ヘイロー無かったら危なかったね。でもアルボンは終盤に何かのトラブルで無念のリタイア)

残り2周で、ペースダウンしてきたサインツをストレートでブッコ抜いて、家族を喜ばせたり。

▲にしても奥に写ってるレーシング・ポイントの女性クルーが好みだわ・・・♡ そういやレーシング・ポイントにはもう一人、髪を赤く染めてる可愛い子▼もいたぞ。なんなんだこのチームは。ルックス採用か!?・・・まあ、男性クルーを見る限りそうでもないみたいだけど。

とにかく若干二十歳のストロール、なかなかやるのぅ、とオジサンも感心しきりであります。相方、先輩ペレスを凌ぐ大活躍でございました。まあ、今季なにげに9位入賞3回目なんだけどね。

ノリス、謎のアクシデント。

一時はフェルスタッペンをストレートでぶっちぎったりと、予選から続く好調さを見せていたノリス。突然、右リアのサスペンションが壊れて火を噴くという、謎のリタイヤ。ウォールにぶつかったわけではなく、ブレーキ系の故障らしいですけど、ちょっとこういうの怖い(-_-;)

中団バトル、いろいろ。

今回はルノーPU勢が気勢を上げているせいか、中団バトルが随所にみられてなかなか興味深かったですね。この調子でしのぎを削ってくれると、メルセデス一人勝ちでも、レースとしては大変面白くなって結構なことです。

▲左:グロージャンをインから刺すペレス。グロージャンは思わず「今のレースコントロールにチェックしてもらって!」と叫んでおった模様。右:チームオーダー発動したらしいルノーの同僚対決。ハースに続いてここも内紛勃発か?と心配になってしまいます。

▲ルノー勢の中でもひときわ光っていたリカルド。ポジションは4位から6位と下げてしまったものの、中盤ではボッタスとのバトルを制してみたりと、なかなか見所を作ってくれました。

モンダイのシーン。

さて、いよいよここで今回最大の話題をかっさらっているヴェッテルのショートカット。

こうやって改めて観ると、確かに1台ぶんくらいのスペースが空いてはいるし、2台とも接触もなく済んだし、ヴェッテルの言い分も分かるけど「そもそもヴェッテルがミスしなきゃ起こらなかった事態」と言われれば、「ま、その通り」というしかない感じです。あのままハミルトンがスローダウンせずに突っ込んで行ってたら、間違いなく接触してただろうし。「Close to the Edge(ギリギリ!ヤバイ!)」の文字がスパイス効いてます!

ヴェッテル、歌わず

「決勝でも歌えるといいね」とかウキウキで言ってたのに、歌どころか無線ではずっと5ポイントペナルティへの怒りをぶちまけ続けていたヴェッテル。エンジニアに落ち着けと言われても「落ち着いてなんていられるかー! フェアじゃない! 俺は怒ってるし、怒る権利がある! 誰が何と言おうとね!」とまくしたてておりました。

ファンたちの彼への共感は、DRIVER OF THE DAYの結果にも表れていた気がします。

▼途中でマシンを折りて、抗議のアクションをするヴェッテル。

▼ハミルトンもさすがにちょっとやるせない表情。この後、彼は「僕も同じ立場だったら同じことをすると思う」と発言しヴェッテルへの共感を口にしました。

でもやっぱ、ヤツらはイカしてるぜ!

憤懣やるかたなく、マーティン・ブランデルのインタビューもブッチしたヴェッテルでしたが、しばらくして頭を冷やしたのか、ピットに戻ってきます。その時の彼のアクションがこちら。

なかなかのヴェッテル劇場(笑)! こういうユーモアを忘れないところがいい。

そしてハミルトンも、表彰台でさりげなくヴェッテルを1位の台に引き上げたりして。

ヴェッテルに話を聞こうと追いかけてきたブランデルに、想いのたけをぶつけていましたが、ハミルトンヘ観客がブーイングをするのを見て、「彼にブーイングをするのは違うよ」とクールに言って立ち去っていきました。

やっぱりコイツらイカしてるぜ!


レース結果

ルクレールは、あと数秒早かったら2位をゲットしていましたね。リカルド以下は1周遅れですが、ルンーが6-7フィニッシュ。そしてホンダ勢もなんやかんやとTOP10圏内に3台が入賞しています。ドライバーズでもコンストラークターズでも、ホンダはまだまだ順位を上げられるチャンスがありそうです。次回は再びのヨーロッパ。ルクレールが言うように「さらに強くなったフェラーリ」を見たいですね。エキサイティングなレースのために!


ヤツはついに海から!

ちなみに、グランプリを密かに賑わすアイツは、今日はボートで優雅に現れた模様。心なしか昨日までよりもデカくなっています。体も態度も。

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