5つの許豆神社を巡る②:北宮

2つ目の許豆神社は、十六島の港に面した住宅密集地の北側の斜面に。宮ノ町を挟んで対面の斜面には南宮があります。車を停める場所に苦労するので、港の空き地などに停めて歩いてくるほうがいいかも。

アプローチはさっきの稲荷社に比べれば楽勝の石段。鳥居はいわゆる明神型なんですが、神額がなくて、神社の名前(額束)もありません。

拝殿は明るい印象の素朴な造りですが、先ほどの稲荷社と違って赤瓦ですね。まだ比較的新しい建物かな。令和になって、ここにも幟がしっかり立てられておりました。

中を覗くとようやくここに許豆神社の文字が。

裏へまわってみます。本殿は「大社造り」というやつですね。

裏手には茅葺民家の形の御神体?が。これはなんだろう。左横のは荒神さんだと思いますが、特に案内表示は無かったのですが、帰って調べてみると大山咋命(オオヤマクイノミコト)を祀ったもののようです。この山のオーナー神さんですな。あ、ちなみにここの主祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)でございます。

さらに本殿の右手にも、なにかいわれのありそうな石碑がありましたが、判読できず。そういえば神社にシュロの木が生えてるのはなぜなのか、昔から気になっていましたが、ググってもこれといった解党にヒットしません。気になるわー。

この界隈にある許豆神社のうち、この北宮と向いの南宮の2社だけが、延喜式に書かれている由緒あるお社との話なんですが、なんなら、さっきの稲荷社のほうが由緒ありげだったんですけどね・・・そういうもんでも無いんでしょうな。石段を下りる時に正面に見えた畑仕事中のおばちゃん。赤、青の屋根に挟まれた風景がちょっと印象的でした。

北宮の鳥居から、正面に見える南宮の鳥居。次はあちらへ向かってまいります。(5つの許豆神社を巡る③:南宮へ続く)

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