見ろ、ゴミのようだ。

一週間ってアッという間ですね(;'∀') 今週もタイガの土曜日がきました。

今週はタイタスの登場回。物語は地球の周りを巡る人工衛星にまつわるお話でした。新進気鋭のベンチャー企業「コズモテクニカ」の社長(あきらかにHエモンがモチーフでしょw)。彼が自分の誕生日に打ち上げたロケットが、九条夫妻が宇宙デブリ除去のミッションのために滞在していた宇宙ステーション"フルムーン"に衝突。その事故で妻ナナを失い、自らも命尽きた夫レントは、トレギアにそそのかされ復讐の鬼となって復活。宇宙空間から殺害予告メッセージを送ってきたため、工藤君たちのところに1000万円という破格のギャラで護衛の依頼が来たのでした。

終始チャラくてゲスい社長でしたが、最後にホマレ先輩が華麗にグーパンキメてくれたので良し。九条夫妻も賢者さんの計らいで目出度く成仏できてよかった。


■タイタス、センセーショナルに登場

登場シーンはU40出身だけあって、ジョーニアスの変身時の虹色エフェクトを彷彿とさせる効果が施されておりました。

そしてカメラ360度グルグルしながらボディビルダーのような長尺のキメポーズ(ここは確実にツッコミどころ。戦闘の合間にもチョイチョイ気になるポーズが・・・)。戦闘シーンでは、重量感溢れるボディにスピードが加わった、強烈な打撃力を見せつけてくれました。タイガよりも落ち着いた立ち居振る舞いも、まさに賢者!。

敵役のギャラクトロンMk.2って映画版の怪獣みたいですが、あっさりどつき倒してしまいましたね(一応、トドメは光線技でしたけど)。

▲今回はジードレット。敵役とセットでチョイスされてるのかな?

個人的にシビれたのは、ピリカちゃんが取りこぼした廃棄人工衛星をブチ壊しに向かった際に、追っかけてきたトレギアとのやりとり。

「相手をしている暇はない!」と言い放ち、衛星をワンパンで破壊した後、向き直り「暇が出来た」だと。なんつー渋さ! そしてパンチに耐えて、そんなものかと挑発するトレギアにこう言います。

ヤバい! ヤバいですよタイタスさん。

結局トレギアはまたけむに巻くように姿を消しますが、頼もしい仲間が合流した!という感じがヒシヒシと伝わってきますね。子どもたちはワクワクじゃないかな。


■今日のポイント

ドラマの小脇でオッサンの印象に残った情報を。

・スペースデブリ(宇宙ゴミ)を除去する任務についていた九条夫妻。チラっと出てきた新聞の記事によればテザーケーブルを使って、デブリを大気圏突入させて燃やすという方法で行われていたようですが、実際にJAXAのHPでも、ケーブルを使った軌道降下によるデブリ除去の研究について紹介されています。

「美しい宇宙を汚しているのが、実は私たち人間だっていうのが悲しいね」というナナのセリフから、夢溢れる宇宙開発の片隅に、そういう問題があることを知ると、九条夫妻のような仕事も、これからの子どもたちにとっては選択肢となっていくのかも、なんて思いました。「汚したらキレイにする」というレントの言葉や、最後に工藤君がタイガに言った「これは地球人が出したゴミだ。だから片付けるのは地球人の役目だよ」という言葉。これが子どもたちの胸に響くといいなあ。

・そしてもうひとつ、「これ以上デブリを増やすヤツらは、俺が力づくで止めてやる!」といったレントに「レントくん、それはちょっと間違ってるかな」と微笑みながら言ったナナ。「力で抑えつけても、解決はしないと思うよ」その言葉が結局、レントをトレギアの呪縛から解放しましたが、こういう道徳観をさり気に語れちゃうところが、ヒーロー番組の魅力ですよね。だから好きなんだな。

時代は変わっても、AIが世の中を席捲しても、人として大切にすべきことは変わらないと思っています。そしてそれこそがAIには到達できない人間の真髄じゃないでしょうか。技術はその心根の上にこそ成り立つんです。そんなことを子どもたちには理解させたいですよね。

そして工藤君の中に居候が一人増えました。もう"電王"だな、こりゃ。

次週は意外とヤンチャキャラっぽいフーマが参戦。結構展開早いのね。

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