織姫様と彦星様は今年は出会えるのかな~♪ などとロマンティックな妄想にふけろうと、ネット界隈を徘徊しておりましたら、こんな記事に出会いました。
日本最初のロケット戦闘機、秋水は、74年前のこの日、横須賀の空に最初で最後の飛行を行ったのだそうです。2度目の試験飛行を行う前に終戦を迎え、幻の戦闘機となってしまいました。
記事中にあるように、この秋水のベースモデルになったのがドイツ軍のメッサーシュミットMe163。通称"コメット"。僕の積みプラの中に、古いエレール製のモデルがあります。もちろんまだ未製作。キットそのものは1974年に初めてリリースされたらしいので、今から45年も前の金型になります。上の写真は1979年にパッケージ変更になった時のもの。
記事にも触れられている"離陸の時に車輪を落としていく"姿が、パッケージアートに描かれています。ドイツから設計図面(といってもかなり不完全なものだったという話)をもらい、そこから実際に飛ばせる機体を、終戦間際のドタバタの中で作り上げてしまう日本の航空技術者たちはやはり凄いです。
たった一人の優秀な若いパイロットの命は犠牲になってしまいましたが、この機体が多くの人を殺めることはありませんでした。ここから日本の航空宇宙技術が発展していったことは、犬塚豊彦海軍大尉にとって少しの慰めにはなるのかもしれません。
それにしても小さい。こんなサイズでロケット燃料積んで飛ぶ、という発想自体が恐ろしい。組立て前のパーツを、同スケールのF-4ファントムと並べてみました。もはやエンジンと燃料の上に乗って飛んでいるようなもんです・・・。
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