どうしたフェラーリ!

さて、1日空けてのFP3の時間がやってまいりました。

メルセデスはこの日から、ヘイローがニキ追悼バージョンのレッドペイントになっております。こういうのホント粋だなーと思います。カメラに映る部分には「Niki we miss you」の文字が。「ニキ、僕たちは寂しいよ」といった感じでしょうか。そういえばガレージのヘッドフォンラックにも、誰かが赤いキャップを下げていましたね。

フェラーリ以上にメルセデスは、ラウダに世話になったという印象が強いのかもしれませんね。中でもハミルトンは特に。記者会見欠席したことを、1985年までマクラーレンで走っていたジョン・ワトソンに非難されてましたが、受け止め方は人それぞれなので、個人的には他人がどうのこうの言うのはどうかなと思いますな。

元F1ドライバー、会見を欠席した"感傷的な"ハミルトンを非難「公の場でニキへの賞賛を捧げられないのは、おかしな話だ」

 元F1ドライバーのジョン・ワトソンは、ニキ・ラウダが死去したことにより水曜日のFIA記者会見を欠席したルイス・ハミルトンの決断について、"感傷的すぎる"と主張した。 ハミルトンは、22日(水)の午後にFIA記者会見に参加する予定だったが、ラウダの死にひどく動揺し、メディアの前に出ることができなかった。 この日の早い時間、ハミルトンはキャンディ・レッドのMVアグスタでモナコのパドックに現れ、立ち止まってファンにサインをしていたが、その時の彼の態度は普通に見えた。 しかしながら、ハミルトンはメルセデスに自身の考えを伝え、その後FIAから記者会見参加を免除された。 メルセデスF1のノンエグゼクティブチェアマンとしてラウダは、2013年に若きルイス・ハミルトンをメルセデスに加入するよう説得するという極めて重要な役割を果たしていた。そして最終的にふたりは親密な仕事仲間となった。 ブラバムとマクラーレンでラウダとともにレースをしたワトソンは、ラウダに対する賛辞をソーシャルメディアに投稿したハミルトンは、記者会見に出席し、彼のキャリアにおいて重要な役割を果たしたラウダを公の場で称えるべきだったと考えている。 「感傷的すぎる。ルイスがどのように弁明するのか知りたいものだ」とワトソンは語った。 「彼がニキと親しかったのは知っているが、彼のような地位にあるものが、人前でニキがメルセデスで行ったことについて語ることができず、ニキの果たした役割について当然の称賛を捧げられないというのはおかしなことだ」 「彼は敬意を払って話をすべきだった。残念ながら彼はニキにどのように助けられてきたかということについて、称賛の気持ちを話すことができないらしい。それは感傷的すぎる」 水曜日のFIA記者会見にはハミルトンの代わりにチームメイトのバルテリ・ボッタスが出席し、ラウダに対する心からの敬意を表明した。またフェラーリのシャルル・ルクレールとレッドブルのマックス・フェルスタッペンも記者会見に出席し、追悼の言葉を述べた。 「ルイスは、前の世代の人たちがやらなければならなかったように、レース人生で悲劇を乗り越えなければならないことはなかった」 「ニキの人生は、他のドライバーの人生のように、ひどく短い形で終わることはなかった。彼は家族に囲まれ、穏やかに死を迎えた」

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さて、初日よりも気温も路面温度もアップしたモナコ。1時間のセッション中、大きなインシデントはありませんでしたが、今ひとつ調子の出ないヴェッテルが、サン・デボーテでやらかしちゃいましたよ(▼)。ちょっと最近では珍しいんじゃないの?

直前に何台かに譲ってペースを落とした影響もあるのかもしれませんが、オーバースピード気味に突っ込んで、微妙な角度でウォールに突進。避けられない角度ではなかったように見えますが、どうしちゃったんだろうな・・・大丈夫かな。結局、開始後15分ほどでFP3を棒に振ってしまったヴェッテルは14番手でセッションを終了(;'∀')

▼メカニックもドライバーを噛みたくなる気分でしょう。

▼残るルクレールも、ヴェッテルのアクシデントで入ったVSCの際に、どうもスピードを落とさなかったか何かで審議にかけられてしまった模様。なんだかフェラーリついてない。

▼コースからいなくなったはずのヴェッテルのマシンは、何故かずっと右下のコースレイアウトマップ上に残り続けてました(笑)

さて、中団グループがなかなか面白いことになっているので、早速リザルト見ていきましょう。

▼まずは上位10名。審議結果がどう影響するか分かりませんが、地元ルクレール、昨日の低調をひっくりかえして1番手タイム。しかしハミルトンが昨日、1:11.118を出しているので、それには及ばず。メルセデスの2台を挟んでレッドブルの2人。フェルスタッペンはFP2は、デブリをラジエターに飲み込んじゃったせいで不調だったようで、今日は本来の速さを取り戻してきています。ガスリーも頑張ってます。リアのスライドに苦戦しつつの4番手タイム。

面白いのがここから。まずはアルファロメオの2台が! エンジン換装の効果なのか。ジョビナッツイの6番手は素晴らしい。そして壁好き男クビアトも、ガードレールこすりながらの7番手!アルボンも10番手に食いついています。

▼そして11番手、12番手につけているルノーの2台にも注目。FP2で1:12.872を出していたヒュルケンはんも、タイムを縮めて1:12.489、1:12.888だったダニエルも1:12.519としてきています。なんでもスペインGPまではコンロッドの不調があって、エンジンパワーを制限していたらしく、今回はその制限解除の効果なんでしょうか? リカルドにはもうちょっと頑張って欲しいですね。

さて、いよいよ予選です。昨年度のPPタイムがリカルドの1:10.810。DAZNのPPタイム予想では、9秒台とか8秒台とか言うてる人もいるんですが、確かにこれまでのサーキットだと、前年記録から2秒くらい早いタイムが出てるんだけど、モナコはちょっとそう簡単にいかない気が・・・。僕の予想は10秒台前半。1:10.200くらいかな、と。

▼地元はルクレールの応援横断幕もチラホラ。

上位陣の顔ぶれはいつも通りでしょうが、なんとか、不敵なメルセデスを出し抜いて、ルクレールにPP獲ってもらいたいもんです。

そして中団グループに新しいヒーローが誕生しそうな予感!

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