スペインGPフリー走行3回目の結果。
◎ここにきてハミルトンが本気を出す。1:16台に突入。
◎一方のボッタスはコースイン早々、気負い過ぎたのかアウトラップでスピンしてグラベルに突入。自力で抜け出せずに赤旗が出て、このままボッタスはセッション終了・・・かと思われましたが、マーシャルの迅速対応で復帰して、なんとか2番手タイムを出しました。
◎フェラーリも若干タイムあげてきてますが、まだメルセデスには0.5秒程度遅れをとってますなあ・・・新しいエンジンの威力はそんなものなのか、はたまた油断させて予選でかっさらう作戦なのか。ベッテルは件のターン14でリアを滑らせたりしてました。
◎そして今回の注目はなんといってもハース! マグヌッセンも今日からアップデート車に乗り換えたようで、2台揃ってレッドブルを上回ってきました。チームもちょっと手ごたえを感じているっぽいので、ひょっとするとひょっとしますね。
◎その反面、レッドブルは不調のようです。フェルスタッペンは昨日から。ガスリーは今日からスペック2に乗せ換えているようですが、14番手タイムで上がってきません。トロロッソのほうが調子良さそうです。
◎地元の応援を受けてサインツは10番手タイム。地元の声援ってやっぱ力になるんですなあ。TOP画像はサインツ応援団。
◎ラッセルがセッション終盤に縁石でフロアを破損した直後にスピンしてコースアウト。マシンの尻をウォールにヒットさせ、赤旗くらってそのままセッション終了となりました。今回はクビサの件もあって、お互いの車を交換してみたらしいんですが、タイム的には結局クビサが1.2秒くらい遅いので車のせいではないのかも・・・(;'∀')
今回は懐かしい顔でジェイソン・バトンがレポーター参加してるみたい。相変わらず馬面のイケメンでカッコいい。
こちらはパドックエリアの空撮。この間取り上げてたレッドブルの新モーターホーム"エナジーステーション"のデカさが際立ってますね。フェラーリのホームもデカいですけど、内部空間は圧倒的にレッドブルが広そうです。
上の写真にあるように、路面温度が28℃ということで、昨日から15℃くらい下がっていました。そのせいでタイヤの温まりが厳しかったのでしょうかね。明日は晴れる予報のようで、この後の予選でのタイヤ選びが結構難しいですね。
【おさらいF1③:バージボード】
最近の空力で各チームが特に力を入れている部分がバージボードと呼ばれる、いわゆる車体側面に設置するディフレクターの一種で、ボディの側面や下に気流を導いてダウンフォースを高めるためのものですが、停車状態じゃないとどうなってるか分からないくらい細かいです。
写真は今日のハースのバージボード(左がマシン前方、左から右に向かって空気が流れていきます)。開幕の時には"キノコっぽい"という話だったので、ここも新しいのにしたのかも。
このバージボード、手を入れるにあたって自由度が高くて、ちょっとの工夫で速さへの影響が顕著に出ることと、CFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学)のモデリングソフトと3Dプリンターがあれば比較的簡単に作れて、お金もかからないので人気の模様。規制が強くなればなるほど、こういう細かい部分の空力デザインが流行るって寸法ですね。
ハースと言えば、今年からタイトルスポンサーに<リッチ・エナジー>が入ってますが、エナジードリンク業界でレッドブルやモンスターエナジーに挑戦すべく、なんと2015年に誕生したばかりのイギリスの新興ドリンクメーカーです。ちなみに社名は"金持ち"のリッチではなく、CEOの故郷・リッチモンドにちなんでいるんですが、あのロゴはずっと"鹿"だと思ってたら、リッチモンドのシンボル、クワガタムシの図案なんですって。あちらではクワガタは雷を呼ぶ虫とされ、"雷神Thor"の使いとも言われてると知り、ちょっとMARVEL心が疼いてしまいました(笑)
話が脱線しちゃいましたが、今日、ガレージに姿を見せたリッチ・エナジーCEO、ウィリアムズ・ストレイ氏のルックスが、イギリス生まれのイメージと程遠いインパクトだったので紹介します。「お前はイージーライダーか!」と(笑)。チョッパーにまたがってるのが似合いそう。何歳くらいの人なんだろう。
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