朝のうちに残りの洗濯を済ませ(どんだけ溜めてんだと)、昨日に輪をかけて良いお天気なので「家に籠るのももったいないなあ・・・軽くドライブでもすっか」等と思って、めぼしい行先を近場で物色していたらもう昼前です(-_-;)
GW前にグーグルアースで空の旅をして見つけていた謎スポット(トップ写真)は、大阪航空局管轄の施設だということが判明したので、現地に行っても中には容易く入れないだろうから諦めて、こんな気持ちのいい日にピッタリっぽい海沿いの山のてっぺんの風力発電(株式会社新出雲ウインドファームの施設と思われる)でも見に行こうかと。ここなら家から片道1時間だし。なんなら『I』(by Taeyeon)でも聴きながら(笑) そういえばなんか風力発電の映像使ってたMVがあった気がするなぁ。思い出せないけど。
で、地図を眺めていると海苔で有名な十六島(うっぷるい、と読みます)に「許豆神社」という文字が。十六島もたいがいだけど、これなんて読むの?と調べたら"こづじんじゃ"だそうで、確かにこの辺りは小津という地名でした。許す豆と書く由来も分かりませんが、スサノオが祀られている模様。地図上には同じ名前の神社が5カ所もありまして、これまた気になるのでお昼からちょっくら行ってみることに(このリポは別記事↓にて)。
怪しげなサイトに出くわす。
さらにネットで調べていると、1980年代感を醸し出すサイトに導かれました。『日本列島に存在する驚愕ミステリー「神社はなぜそこにあるか?」』というタイトルの下、「これまであった神社の発祥に関する説はすべてが大間違いで、全くのでたらめであったことも明確になりました。」と豪語するのは長谷川彰さんというサイトオーナー。僕の尊敬するWikiさんに書かれている"神社の起源は、磐座(いわくら)や神の住む禁足地(俗に神体山)などでの祭事の際に臨時に建てた神籬(ひもろぎ)などの祭壇であり、本来は常設ではなかった。例としては沖縄の御嶽(ウタキ)のようなものだったと考えられる。"という説も「神社の発祥を知らない全くの作り話か、単なる想像に過ぎないことも明確になりました。」と一蹴!(下の写真はサイト画面のキャプチャー)
直角でつながりまくる神社、とその他いろいろ!
理解した範囲で整理すると、長谷川さんの唱える学説は、日本中の神社の位置は彼が「HSCP」と名付けたある法則によって決められているのだそうです。
法則の核となっているのは「直角」。例えばとあるA神社からB神社に直線を引き、さらにABいずれかから然るべきC神社に向けて直線を引くと、二つの線の角度はほぼ直角になるのだとか。「そりゃ日本中に神社があるんやし、どっかの神社に線引きゃ90度前後になるとこなんて、沢山あるやろ」と僕のような素人はツッコんでしまうのですが、長谷川さん曰く「そうではない」のだそうです。彼が直角になりそうな場所を選んでコジつけているわけではなく、法則性をもって然るべき地点が示されており、偶然ではないのだとおっしゃります。そしてその多くの線が集中する場所の多くが各地の「一宮」と呼ばれる神社になっていると。また、それらを繋ぐ基点となっている場所(富士山のあたり)などは、非常に重要な意味を持つ場所なのだそうです。そうした重要ポイントのひとつに十六島にある妙本寺が祀る「最上位経王大菩薩」があり、その説明の中で許豆神社に言及されていたため、僕はここにたどり着いたのでした。
とはいえ、実際に長谷川さんの研究では、神社に限らず、元神社があっただろう場所や古墳や洞窟、鉱山などもポイントになっていたりして「神社はなぜそこにあるか?」というタイトルとは、やや趣旨がズレてきているような気もしなくもありません。
500万円で挑戦者募集中。
とはいえ長谷川さんは強気です。「反論は大歓迎です。HSCPを理論的に否定された方には500万円の礼金を用意してあります。専門家、団体からでもかまいません。」とおっしゃってます。500万円欲しいっ!と思いましたが、サラっとサイトを見ただけでも、そのチャレンジが無謀なことが分かります。
「HSCP」とは(何の略か分からないけど・・・)「二つの神社のペアが作る線の端末から直角方向に引いた線の多くが同一の収斂点を持つ規則」だと書かれてあるのですが、それだけでこれを理論的に否定なんて無理です(笑) 例えば直角じゃなくても同じような結果が導き出せるとすれば反証になるのでしょうが、それについてはとある方が「6°(3°)54° 72°108°での初期縄文測量での位置(遺跡など)もお試し願います」と掲示板に書いたことに対して「古墳時代以前では90度以外は無関係です。直角だけで完璧な説明を付けることが可能です。」なんて回答されちゃってますので、とりつくしまもない感じです(笑) そのくせ別のところでは、「縄文遺跡と神社の幾何学的配列を見ると、古代人が精密に方向を知ることができたことは疑いのない事実なのです。」とか言っちゃってたりしますが。
なんにせよ、サイトの情報量が膨大過ぎて、しかも系統的に整理されていないので読んでいるうちに迷子になってしまい、検証どころではないというのが正直な感想。クリックするたびに新しいタブで増殖していくし・・・(;'∀')
ここまでのめり込めたら幸せだ。
90度が絶対!かどうかは別として、長谷川さんとしては遥か昔(縄文時代以前)の誰かが、自分が見つけた法則に基づいて神社を置く場所を決めた、というお考えのようです。まあ、それを証明する文献とかは、どこにも無いと思いますが、なんともロマンのある話だし、ここまで情熱を注げることが羨ましくもあったりします。平成黎明期みたいなデザインのサイトですが、最新更新はついこの間! 長谷川さんがお幾つかは存じませんが、まだまだ現役バリバリです。若者よ見習うのだ!(笑)
このサイト、他にも偽書として名高い『東日流外三郡誌』とその発見者・古田武彦さんのお名前や、アンティキティラ島の機械、アラハバキ神、ストーンサークル、シュメールと天孫降臨地の関係などなど、好きな人にはたまらないワードが散見されますので、興味のある方は以下のリンクから是非。但し体力使います。眼精疲労にご注意ください。
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